

この記事はそんなお悩みを解決します。
・Googleマイビジネスの登録済みの方
・これからGoogleマイビジネスを使おうか検討中の方
こんにちは、飲食店マーケターのにゃんこ(@zero_webmark)です。
飲食店集客のお仕事をして早10年。個性と才能溢れる料理人や、飲食店経営者がイキイキと輝ける世界を創りたい!がモットーです。
はじめに:Googleマイビジネスのインサイトとは?
Googleマイビジネスは、Googleの検索結果ページやGoogle マップ上に、あなたのお店の場所や営業時間、メニューや地図、レビュー写真などを表示できる無料のサービスです。
Googleマイビジネスの機能の1つに[インサイト]があり、その機能を使うとあなたのお店のGoogleマイビジネスに関する重要な数値データを見ることができます。
このデータを活用すれば、無料のGoogleマイビジネスを強力な集客ツールにすることが可能です。
そのためには無料で使えるツールをいかに使い倒すかが重要です。
では早速、本題に入っていきましょう!
インサイトで知ることのできるデータと活用方法
インサイトでは次の7つの項目に関するデータを知ることができます
- あなたのお店を見つけたユーザー数と見つけた方法
- ユーザーがあなたのお店にたどり着いた検索ワード
- Google 検索もしくは Google マップであなたのお店情報を見つけたユーザー数
- ユーザーがあなたのお店情報を見つけた後の行動の種類と件数
- ユーザーがあなたのお店までの行き方をどの地点から検索したか
- ユーザーが電話をかけた曜日・時間帯・回数
- ユーザーが写真を閲覧した回数と同業他社との比較
次の項目では上記7つのデータの読み解き方と、データをどのように集客アップ策に繋げていくのかを解説します。
グラフや数字を見ても、最初は何のことかよくわからないですよね。
ここではインサイトで得られるデータの見方を簡単にご紹介します。
①あなたのお店を見つけたユーザー数と見つけた方法

ここでは何人のユーザーがあなたのお店情報を見つけたのかと、見つけた方法は何なのかを見ることができます。
合計検索数が多ければ多いほど、あなたのお店が検索された数が多いということですので、この数字が伸びていれば成果が出ている、ということになります。インサイトの画面では、下記3つの項目の検索数と割合が円グラフで表示されます。
直接検索数
間接検索数
ブランド検索数
直接検索数
住所や店舗名を”直接”検索バーに入力して検索したユーザーの数
間接検索数
お店のジャンルやカテゴリ、サービス名などを検索バーに入力して、あなたのお店情報にたどり着いたユーザーの数
ブランド検索
ブランド名で検索したユーザーの数です。同じブランド名でいくつものお店を展開している場合、ブランド名で検索したユーザー数はここに入ります。
ちょっと分かりにくいかもしれないので例をあげてみます
[カフェABC]と検索→ブランド検索
[カフェABC 渋谷店]→直接検索
左上のプルダウンメニューから表示する期間を切り替えることができます。[1ヶ月 / 四半期 / 1年]
店名で検索しているということは、過去にお店を利用したことがある人や、リピーターさんが多いはず。
口コミで知って調べている。
知名度がある程度高い状態である。
[対策案]
リピーターさん向けの情報提供やキャンペーンを行う
新規顧客を獲得するための情報発信やイベントを行う
そのエリアの需要にお店が合っている
間接検索をしている新規客を獲得できれば客数は伸びる
店名の知名度が低い
[対策案]
知名度をあげるためにウェブ広告を活用してみる
リピーターを獲得するための施策を打ち出す
よっぽど知名度の高いブランド(店名)でない限り、間接検索の割合が多いお店がほとんどだと思います。
間接検索が増えれば、新規顧客の獲得に直結します。
そのためには、日々の営業で目の前のお客様に満足して頂くという積み重ねが重要です。
地道ですが、残念ながら小手先のテクニックはありません。
お客様からの好意的なクチコミを増やし、Googleがユーザーの検索する語句とあなたのお店との関連性を強く認識できるように改善していきます。
Googleに認知してもらうのはSEOの手法に似ており、時間がかかりますが、これが本質です。
ここは根気よく取り組みましょう。
Googleマイビジネスでの口コミ活用方法については
下記の記事で解説しているので、良かったらご覧ください。
②ユーザーがあなたのお店にたどり着いた検索ワード
ユーザーがどんな言葉を検索バーに入力してあなたのお店情報に辿り着いたのかが分かります。
ユーザーが検索に使った言葉と、Googleマイビジネスに掲載している情報が合っているほど、あなたのお店の情報が上位に表示される可能性が高くなります。
例えば、あなたのお店情報に辿り着いた検索ワードで「ランチ」「パスタ」が多かったとします。その場合には、[投稿]や[写真]でランチメニューのパスタの情報を積極的に掲載することで、ユーザーが求める情報を提供できるので、上位表示される可能性が高まります。
③Google 検索 / Google マップであなたのお店情報を見つけたユーザー数

ここでは、何人のユーザーが「Google検索」で表示したのか、「Googleマップ検索」で表示したのかを知ることができます。
④ユーザーがあなたのお店情報を見つけた後の行動の種類と件数

ここでは、ユーザーがあなたのお店情報に辿り着いた後の行動を知ることができます。合計表示回数が増えていれば、運用状況は順調だと言えます。
ウェブサイトへのアクセス
ルートのリクエスト
通話したユーザー数
以上3つに関してのデータを見ることができます。
スマートフォンからお店情報を見ると、タップするだけでルートを検索したり、電話をかけることができるボタンが設置されています。
ウェブサイトへのアクセス数やルートの検索数が少ない場合、掲載している情報で魅力を伝えられていない、「もっと知りたい」と思ってもらえていないという仮説が立てられます。[投稿]や[写真]を追加して、あなたのお店の魅力をさらにアピールするなど、改善したほうが良いだろう、という対策案を考えることができます
⑤ユーザーがあなたのお店までの行き方をどの地点から検索したか
ここでは、どの地域からあなたのお店までのルートを調べたのかを知ることができます。
下の画像のような形式で表示され、どこからルートを検索した人が多いのかが一目で分かります。
このデータは、あなたのお店の商圏を考える際の参考資料になります。
これはウェブ広告を出す際にも非常に有効なデータになります。Googleやヤフーのリスティング広告や、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどのSNS広告では、地域を指定して広告を配信することができるのです。
あなたのお店の商圏が分かっていれば、その地域に狙いを定めて広告を出すことができるので、費用対効果を高くできる可能性が高まります。
⑥ユーザーが電話をかけた曜日・時間帯・回数
ここでは電話でのお問い合わせが多い曜日や時間を知ることができます。
飲食店の場合、ピークタイムと電話問い合わせが多くなる時間が重なっている場合が多く、「電話に出ることができない」ということも起きがちだと思います。しかしその一本の電話は、大口の宴会予約かもしれない、結婚式二次会のお問い合わせかもしれない。そう考えると電話に出られないというのは大きな機会損失です。
電話がかかってきやすい時間帯の傾向がつかめれば、人員を増やしたり、ピークタイムだけは自動音声にするなど対策を考えられます。
⑦ユーザーが写真を閲覧した回数と同業他社との比較
ここでは、写真の閲覧回数と写真の枚数を知ることができます。また、それぞれについて同業他社と比較も見られます。
比較対象になる”同業他社”は、Googleが様々なデータを元にして選んだもので近隣に同業他社がない場合は表示されません。
掲載写真の枚数が多いほどページの滞在時間が長くなると言われています。魅力的な写真がたくさんあれば、いろいろ見てしまいますよね。定期的に新メニューの写真などを追加していきましょう。もちろん数だけど増やせば良いのではなく、一定以上のクオリティのものであることも大切ですよ。
まとめ:データを活用して集客アップに繋げましょう
Googleマイビジネスで知ることのできるデータの種類と活用方法を解説しました。
無料なのにここまで詳細なデータを見られるなんて、さすがGoogle、素晴らしいですよね。
この記事で解説したデータの読み解き方を参考に、
あなたのお店の数値をチェックしてみてはいかがでしょうか?
きっと様々な発見がありますよ!
おまけ
GoogleのオフィシャルYouTubeチャンネルで紹介されている、Googleマイビジネスを活用した成功事例の動画リンクを貼っておきます。
Googleマイビジネスを活用した成功事例 [石川酒造様]
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