インスタグラムで集客するうえで非常に重要ななのが「ハッシュタグ」と言うけど、実際そのハッシュタグはどうやって探せば良いの?自分のアカウントにとって効果的なハッシュタグの探し方を知りたい。この記事では、そんな悩みを解消します。
ハッシュタグを変えるだけでアカウントへのアクセス数が飛躍的に変わるという例も珍しくありません。ぜひこの記事で効果的なハッシュタグの見つけ方を学んで、あなたのお店のアカウントを成長させてください。
そもそもハッシュタグとは?
あなたが自分のアカウントで発信する写真や情報の投稿がどんなに素晴らしくても、訪れる人がいなければ見てもらうことはできませんよね?インスタグラム集客はまずあなたのアカウントを見つけてもらって初めてスタート地点に立ちます。ハッシュタグとは言い換えると、インスタグラムで情報を探す人たちが使うキーワードです。
今ではGoogleで検索することを意味する「ググる」ではなく、ハッシュタグで検索することを意味する「タグる」という言葉もあるくらいです。新規のフォロワーを獲得するためには、ハッシュタグを使わなければほぼ不可能と言って良いでしょう。
適切なハッシュタグを投稿に入れると、インスタグラムで「○○が食べたいけど、良いお店ないかな」「○○の記念日に行くお店を探そう」などの目的で情報を探している人に、あなたのお店を見つけてもらうことができます。ハッシュタグが投稿されるとその文字列自体がタップできるリンクとなり、それをクリックすると、 同じハッシュタグが付いた世界中の人の投稿写真が閲覧できます。
ハッシュタグの探し方
それではいったい自分のアカウントではどのハッシュタグを使うのが良いのか?
その探し方を3種類ご紹介します。
お手本となるアカウントを研究してみる
慣れない事に対して自分で考えるのには限界があります。まずはあなたのお店のお手本になるような事例を探してその投稿内容を真似してみましょう。よくビジネスの場面で「TTP(徹底的にパクる)」という言葉が使われますが、まさにコレです。
まずは真似してやってみて、反応をチェックしながらその後の投稿をさらに改善していきましょう。
お手本になるアカウントの探し方をひとつご紹介します。
インスタの検索窓に、あなたのお店の業態名を入れてみましょう。例えばカフェ、居酒屋、レストランなど。
「トップ」というタブに出てくる投稿が人気の投稿なので、そのページにある写真を上から見ていき、お店として運用されているアカウントを探しましょう。個人のアカウントであっても、そこで使われているハッシュタグは参考になります。
お手本になるそうなアカウントを見つけたら、そこで使われているハッシュタグをスマートフォンやPCのメモ帳などに集めて投稿に使ってみましょう。
その集めたハッシュタグの掲載数がどのくらいあるのかをチェックする無料ツールがあるので、そのツールを使って投稿件数の多いものから使う方法もおすすめです。
上記ページのインスタツールの検索窓に、投稿件数を調べたいハッシュタグ候補を入力するだけで、件数が一発でで見られとても便利です。 このように実際に人気の投稿になっているアカウントを分析することで、効果的なハッシュタグの付け方、自分の知らない流行のハッシュタグを知る事ができます。
ここでひとつ注意点があります。投稿件数が多くて人気だからといって、実際に自分が投稿する写真とは無関係のハッシュタグを入れるのはおすすめしません。理由は、インスタグラム上で「人気投稿」として認識するロジックの一つに「エンゲージメント率」という指標があると言われているからです。
エンゲージメントとは、閲覧した投稿に対して「いいね」「コメント」「保存」などの反応のことです。例えば、極端な例ですがあなたのお店は居酒屋なのに「カフェ」というハッシュタグが人気だからとつけてしまうと、まったく異なる世界観のページにあなたの投稿で出てしまい、それは結局、エンゲージメントには繋がらないのでむしろ逆効果の可能性が高まります。
すでにフォロワーになってくれている人の投稿から探す
お店のアカウントをフォローしているということは、あなたのお店のファンということ。あなたのお店を好き!と思ってくれている人の投稿を見ると、どんな趣味嗜好の人があなたのお店のファンになりやすいのかが見えてくることがあります。また、その人が自分のアカウントで投稿している写真やその写真につけているハッシュタグも大きなヒントになります。
ウェブサイト等のデータからハッシュタグ候補を探す
インスタグラムでは、自分のアカウントに来た人がどの個別のハッシュタグから来たのかを知ることはできないです。もしあなたのお店がGoogleマイビジネスに登録していれば、あなたのビジネス情報に辿り着いた人がどんなキーワードで来たのかを見ることができます。もしくはお店のウェブサイトにGoogleアナリティクスやサーチコンソールが入っているのであれば、そのキーワードを参考にするのもオススメです。
以上、ハッシュタグの探し方を3種類ご紹介しました。
ハッシュタグの付け方
さて、あなたのアカウントで使えそうなハッシュタグの洗い出しができたら今度は投稿に入れる段階です。ハッシュタグは1投稿につき最大30個まで入れることができます。その内容は以下の3種類からバランスよく入れるのがオススメです。
店名やブランド名
商品名やキャンペーン名
拡散用のハッシュタグ
店名や商品名、キャンペーンのハッシュタグではすでにあなたのアカウントのフォロワーとなっている人やすでにお店のファンで、そのハッシュタグで検索する人達の認知・理解を深めます。
上記に加えて、多くの人が検索する拡散性の高いハッシュタグを入れるのが新規のフォロワーを獲得するポイントです。日本国内だけではなく海外もターゲットにする場合には、英語のハッシュタグも必ず入れましょう。また「#お花見」「#桜」「#海」「#紅葉」「#クリスマス」などの季節のイベントを表現するハッシュタグは、シーズンが来ると必ずと言って良いほど検索数が上がるので、うまく取り入れると流入数の増加が見込めます。
言葉だけで説明してもあまりイメージが湧かないと思いますので、外食業界の公式インスタグラムでフォロワー数がトップクラスに入っている「アフタヌーンティー」の公式アカウントでの投稿を例に見ていきましょう。

出典:アフタヌーンティー公式インスタグラム
上記の投稿を例にハッシュタグの分類をしてみると、以下のように分けられます。
店名・ブランド名
#アフタヌーンティーティールーム
#アフタヌーンティー
#AfternoonTeaTEAROOM
#AfternoonTea
商品名・キャンペーン名
#TeaForPeace #TeaforPeaceカレンダー
拡散ハッシュタグ
#紅茶#紅茶レシピ#サラダ#グリーンサラダ#ティーレシピ#ティーパウダー#ティータイム#カレンダー#レシピ#おうち時間 #tea #teatime #recipe #tearecipes #STAYHOME#STAYATHOME
ちなみに、ハッシュタグは完全一致で認識されるので同じ言葉でもひらなが・カタカナでは異なるハッシュタグになります。あなたのお店が英語表記のお店であれば、必ずその読み方であるカタカナもハッシュタグとして入れておきましょう。
まとめ
この記事では、インスタグラム集客にとって最重要ポイントである「ハッシュタグの探し方」を解説しました。特にアカウントを作ったばかりの時には、新規のフォロワーをたくさん集める必要があるためハッシュタグは貴重な流入元になります。
本記事での解説を何度も読み込んで、あなたのアカウントで実践してみてくださいね。きっとその努力は成果に繋がります!